Column 家づくりコラム
沖縄は木造住宅が圧倒的におすすめ!その理由は通気性が高く湿気に強いから
沖縄は木造住宅が圧倒的におすすめ!その理由は通気性が高く湿気に強いから
2025.07.26
沖縄は台風やシロアリの被害が多く、RC造(鉄筋コンクリート造)の住宅が全国的に見ても多く占めていました。しかし近年、沖縄では分譲の木造住宅の方が割合が高く、2023年度に新築された木造住宅はRC造よりも多い結果が出ています。
今回は、沖縄で木造住宅を検討している方に向けて、メリットとデメリットを解説していきます。失敗しない方法も合わせて紹介するので、参考にしてください。
クレバリーホームでは、沖縄で被害が多い台風や地震、シロアリなどに強い木造住宅づくりをしております。ぜひ、お気軽にご相談ください。
目次
沖縄で木造住宅より鉄筋コンクリート造住宅が多い理由とは?

戦後、米軍から2×4なる木材が無償提供され、焼失した住宅を再建しましたが、品質が悪い木材だったため台風やシロアリの被害が甚大でした。米軍基地も同様の被害を受けたことによって、コンクリート化が進んだと言われています。
近年では、技術力の向上と台風、シロアリに強い構造や木材の登場によって木造住宅に人気が再燃しています。
沖縄で木造住宅に住むメリット5選

人気が急上昇している木造住宅ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。RC造では実現しにくい構造や、木造ならではの強みもあります。
- 木材構造がもたらす耐久性の高さ
- 木材の調湿作用で快適に過ごせる
- 高い断熱性を持っている
- 自由な間取りに設計できる
- 木の温もりを感じられる
台風やシロアリなどにも強いので、快適に過ごせる環境が整っています。
木材がもたらす耐久性の高さ
1つ目のメリットは、RC造に負けない耐久性の高さです。丸太から切り出した無垢材と呼ばれる木材を十分に乾燥させると、とても頑丈な建築材料になります。
この無垢材を使って木造住宅を建築すると、台風や地震に強い住宅が完成します。また、木材はコンクリートに比べて揺れを吸収しやすいので、地震への耐性に優れているのが特徴です。
適切なメンテナンスが施された木造の建物は、コンクリートよりも長持ちすると言われています。
木材の調湿作用で快適に過ごせる
木材の調湿作用とは、空気中の湿度に応じて水分を吸収したり放出したりする作用です。
木材には無数の微細な孔が開いています。この孔がスポンジのように機能し水分の吸収、放出を行っている仕組みです。
以上の機能が調湿作用を発揮しており、結露しにくくカビの発生も抑えてくれます。高温多湿な気候の沖縄でも、調湿作用によって快適な夏場を過ごせるでしょう。
高い断熱性を持っている
木材には無数の孔があるため、高い断熱性能を発揮します。家を木造住宅にして、隙間なく断熱材を取り入れた場合、夏は涼しくて冬は暖かく過ごせるでしょう。
鉄やコンクリートは熱伝導率が高く外気の影響を受けやすいため、気温の変化に敏感に反応し室内が暑くなったり寒くなったりして、快適に過ごせない可能性があります。
また、断熱性が高いことで冷暖房の効率が向上します。一度、温めたり冷やした空気が外に逃げにくいため、少ないエアコンの稼働時間で快適に過ごせるでしょう。
自由な間取りに設計できる
木造住宅を伝統的な在来軸組工法で組み立てると、住宅を支える柱と柱をつなぐ梁だけで骨組みができるので、自由に壁を設計できます。
構造上、柱と壁を設置しなければならない箇所が存在しますが、その他は自由な設計が可能です。木材は加工しやすいので、木造で家を建てたい時はハウスメーカーに要望を伝えてみましょう。
木の温もりを感じられる
鉄筋コンクリート造の住宅では、構造を壁や壁紙で隠してしまうことが多いですが、木造住宅は隠さずに露出させることが多いです。あえて隠さないのは、木の温もりや存在感を目や肌で感じやすいからです。
また、木の香りにはリフレッシュ効果や消臭効果があるため、嗅覚でも木の存在を感じ取れます。
先ほど、紹介した調湿作用も十分に発揮されるので壁や屋根など、木材をインテリアとして見せてみてはいかがでしょうか。きっと、木の温もりが感じられる自分らしい住まいになるでしょう。
沖縄で木造住宅に住む際のよくある不安4選

沖縄は、台風が多く発生します。また、高温多湿な気候はシロアリが好む気候です。
- 台風被害
- シロアリ被害
- 塩害
- 高温多湿の気候
木造住宅を建てる時の不安をすべて紹介するので、木造住宅を建築する時の参考にしてください。
台風被害
沖縄で木造住宅を建てる際、特に心配なのが台風による被害です。
しかし近年では、構造技術や建材の進化により、木造でも台風に強い家づくりが可能になっています。また、金属部材の防錆加工や塩害に強い塗装なども取り入れられ、沖縄の過酷な気候に対応した仕様が増えています。
クレバリーホームでは、最大瞬間風速57m/sに耐えられる性能と1時間あたり240mmの降雨時に、風速35m/sの風が吹いても雨水が下枠からあふれない性能を標準採用しています。
こうした最新の工法や設備を採用すれば、沖縄でも安心して木造住宅で暮らせるでしょう。
シロアリ被害
沖縄で木造住宅に住む際に多くの人が懸念するのが、シロアリによる被害です。高温多湿な気候はシロアリの活動に適しており、木材が劣化するリスクも高くなります。
こうした問題に対応するため、最近では木材の選定や処理方法が大きく進化しています。たとえば、クレバリーホームでは防腐・防蟻処理をしっかり施した構造材を使用し、被害を未然に防ぐ工夫がなされています。
適切な対策がとられた住宅であれば、沖縄でも木造で安心して暮らせるでしょう。住宅会社ごとの対策内容を比較することが、後悔しない家づくりの第一歩です。
塩害
沖縄で木造住宅に住むうえで気になる点のひとつが塩害です。海に囲まれた地域では、潮風に含まれる塩分が建材に付着し、金属部分のサビや外壁の劣化を早める原因になります。
クレバリーホームでは、耐久性に優れた構造とともに、塩害に強い仕様を取り入れています。
たとえば、構造金物には自動車にも使われるカチオン電着塗装を施し、錆の発生を抑制。さらに、外壁には高耐久タイルを標準採用し、塩分の付着による劣化を防ぎやすい設計になっています。
こうした工夫があることで、沖縄の厳しい気候下でも長く快適に暮らせる木造住宅が実現可能です。
高温多湿の気候
沖縄は一年を通して高温多湿な気候が続くため、木造住宅にカビや結露が発生しやすいのではと不安に感じる方も多いでしょう。湿気がこもると建材の劣化や室内環境の悪化につながるため、通気性や断熱性への配慮が不可欠です。
クレバリーホームでは、屋根や壁の構造にも湿気がこもりにくい工夫がされており、結露やカビのリスクを軽減しています。
つまり、住宅選びの際は、気候への適応力も重要な比較ポイントになります。
沖縄に木造住宅を建てた時に後悔した2つのこと

せっかく沖縄で夢のマイホームを建てるなら、後悔したくないですよね。ここでは、建てた後に後悔しないための方法を詳しく解説します。
- 断熱材を抜いてしまった
- ハウスメーカー選びに失敗してしまった
沖縄で快適な暮らしを送りたい方は、ぜひ参考にしていただき家づくりの時のヒントとして活用していただけたら幸いです。
断熱材を抜いてしまった
住宅を建てる時は、可能な限り費用を抑えたいと思うはずです。費用を抑えたい時、断熱材を抜くことを提案されることが多いです。
断熱材は住宅の気密性を高め、暑い日でも室内を涼しい環境に保ってくれる機能があるため、抜かないようにしましょう。
断熱材は、住宅が完成したら見えないことと、比較的費用がかかる材料です。断熱材の知識を持っていないと、目先の費用削減をしてしまいがちです。
毎日を快適に過ごしたいなら、提案されても安易に抜かないようにしましょう。
ハウスメーカー選びに失敗してしまった
住宅を建てる時、ハウスメーカー選びはとても重要です。ハウスメーカーによって得意とするものが違うので、慎重に選ぶことが大切でしょう。
大手のハウスメーカーの強みは、豊富な実績とノウハウです。多くの実績があるため、品質の高い住宅を、比較的短い期間で建てられます。
懸念があるとすれば、沖縄の気候に合わせた住宅を建ててくれるかどうかです。気候に合わない住宅だと、生涯快適に暮らせない可能性があります。
地域密着型の工務店は、沖縄を知り尽くしているので沖縄に合った住宅を提案してくれることでしょう。
まとめ|沖縄で木造住宅を建てるならクレバリーホームがおすすめ

今回は、沖縄で木造住宅に住むメリットやよくある不安などを紹介しました。木造住宅を依頼するハウスメーカーは、慎重に選びましょう。
沖縄をよく知るハウスメーカーを選べば間違いないですが、地域の特徴をつかんでいるハウスメーカーでないと、土地勘が乏しくて、気候に合わない住宅になってしまうかもしれません。
クレバリーホームでは、台風、シロアリ、塩害などの被害に対して強い家づくりをしています。また、1センチメートルピッチの緻密な設計をしているので、敷地をフル活用した戸建てを建築できます。